セキュリティ
Shell アクセスを持つ AI Gateway を運用するための脅威モデルと実践的なチェックリスト
クイックチェック:`openclaw security audit`
設定変更、ネットワーク公開、プラグイン追加の後は、まず監査を回すのがおすすめです:
openclaw security audit openclaw security audit --deep openclaw security audit --fix
主に、Gateway の認証/露出、ブラウザ制御の露出、elevated ツールの範囲、ローカル権限/機密ファイル、プラグインなどをチェックします。
関連:''形式化検証(セキュリティモデル)''
基本方針:賢さより先にアクセス制御
多くの失敗は高度な攻撃ではなく、「メッセージできる人がいて、AI が実行してしまう」パターンです。優先順位は:
- 入口(誰が話せるか):DM の pairing/allowlist、グループの許可リスト、メンション必須など。
- 範囲(どこまでできるか):ツール許可、サンドボックス、デバイス権限。
- モデル(最後):モデルは操られる前提で、ハードな制約で被害を限定します。
修正の優先順(監査で警告が出たら)
監査の指摘は次の順で潰すと効果が出やすいです:
1. open + ツール有効:まず DM/グループを閉じ、次にツール/サンドボックスを締める。
2. ネットワーク露出(LAN bind、Funnel、auth 無し):最優先で修正。
3. リモート操作系(ブラウザ/ノード):運用者権限として扱い、tailnet-only を基本に。
4. ファイル権限:state/config/credentials が他ユーザーに読めないこと。
5. プラグイン:信頼したものだけを明示的に許可。
プロンプトインジェクション:DM 以外からも来る
あなただけがボットに DM できるとしても、ボットが信頼できないコンテンツ(ウェブページ、添付ファイル、メール、貼り付けられたログ/コード)を読む限り、プロンプトインジェクションは発生する可能性があります。
実務のポイント:
- 不信頼コンテンツは、ツール無し/読み取り専用の "reader agent" で要約してから主 agent に渡す。
- 高リスクツール(''exec''/''browser''/''web_fetch''/''web_search'')は最小限と許可リストで運用。
- サンドボックスを有効化し、機密は到達可能なファイルシステムから遠ざける。
インシデント対応(侵害を疑う場合)
「侵害」とは、bot をトリガーできる部屋に第三者が入った、token が漏れた、プラグイン/ツールが予期せぬ動作をした、などを含みます。
1) 止血:Gateway 停止または elevated ツール無効化、入口を即座に閉じる。
2) ''キー更新'':''gateway.auth'' token/password を更新;hooks token を更新;怪しいノードのペアリングを取り消し;モデルプロバイダーのキーを更新。
3) ''証拠確認'':Gateway ログと最近のセッション/記録を確認;''extensions/'' を確認・整理。
4) ''再監査'':''openclaw security audit --deep'' を再実行。